【Jリーグ】ブラウブリッツ秋田の新スタジアム整備費用「県に同等の負担求める」　秋田市が方針示す

サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムについて、整備主体となる秋田市は5日、引き続き県に対して市と同じ程度の費用負担を求めていく考えを示しました。

秋田市は、八橋運動公園の第2球技場と健康広場に新たなスタジアムを建設することを決めています。整備主体は秋田市で、収容人数は5000人を基本としながら1万人規模を目指すとしています。

建設費用について秋田県の佐竹知事は2月、「30億円までは支援するとしていたのは民設民営の場合。今のところ全く白紙」と、県の負担額は市が示す計画を見て判断する考えを示しました。

5日に開かれた秋田市議会の一般質問で、議員が、市と県、クラブの費用負担の割合についてただしました。

これに対し、企画財政部の齋藤一洋部長は「仮称・新スタジアム整備基本計画を策定する過程で、昨今の建設費高騰なども踏まえながら施設規模・機能を精査し、具体的な事業費や財源、費用負担割合を協議・検討していきたい。ホームタウン自治体でもある県に対し、公共性の高いスタジアムを目指すことを前提に、市と同等の負担を要請したい」と述べました。

また、議員から「外旭川への建設に向けて長年議論してきたにもかかわらず、一転して八橋に決まったのは、クラブやリーグ、知事の発言に左右されたのか」と問われると、市の担当者は「効果的・効率的に整備するには八橋が適していた」と強調しました。