【京都】「天保の飢饉」の供養塔、無縁墓から見つかる「関西初」江戸時代の餓死者追悼の記憶、継承へ
【京都】「天保の飢饉」の供養塔、無縁墓から見つかる「関西初」江戸時代の餓死者追悼の記憶、継承へ

京都市伏見区で歴史研究家によって現存が確認された江戸時代後期の「天保の飢饉(ききん)」の餓死者を供養する石塔が、近くの寺院に仮移設されることが決まった。無縁墓に埋もれていたため地元でもほぼ知られておらず、発見した京都歴史研究會(かい)の吉平裕美さん(67)=同区=は「多くの人に拝んでもらい、飢饉の記憶の継承につなげてほしい」と願っている。
塔は吉平さんが2023年1月、別の調査で同区横大路の共同墓地を訪れて見つけた。無縁墓の中に埋もれるようにあり、高さ90センチ、幅36センチ、奥行き24センチ。正面に大きく「餓死諸霊塔」と刻む。「伏見指月城を考える会」の武内良一さん(84)=同=らの協力で、側面には飢饉の餓死者を悼み、「横大路郷の功徳主」が碑を立てた経緯が記されている、と解明した。
大阪大谷大の狭川真一教授(宗教考古学)によると、餓死者の供養塔が関西で見つかるのは今回が初めてという。吉平さんらは天保期の儒学者の書簡から、京都では奉行所が餓死者を悼む碑を建てないよう命じていたことを確認し、希少性を裏付けた。
吉平さんは砂岩製ゆえのもろさを懸念し、保存に向けた調査のための一時的な取り出しについて墓地を管理する寺院や地元に相談。取り出し費用は吉平さんと武内さんが賄うことにし、当面、真宗大谷派の浄徳寺の境内に安置することが決まった。保存方法は市と協議して検討する。
(省略)
吉平さんは「(米不足に悩まされる)『令和の米騒動』で分かったように、食糧が常に潤沢な時代ではなくなった。過去の飢饉を乗り越えた人たちがいたからこそ、今の自分たちがあることを忘れないでほしい」と話している。
3/2(日) 18:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/35a4851f3483350e182bd85be96d9ac19e32fd17
引用元: ・【京都】「天保の飢饉」の供養塔、無縁墓から見つかる「関西初」江戸時代の餓死者追悼の記憶、継承へ [樽悶★]
令和も飢饉がきそう
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