「消防飛行艇」はヘリコプターの3倍の“消火力”? 維持費は年間10億円?
「消防飛行艇」はヘリコプターの3倍の“消火力”? 維持費は年間10億円?
10日、参議院予算委員会にて、公明党の高橋光男議員と石破総理が「消防飛行艇」について議論を交わした。
高橋議員は「昨今の気候変動により、山林火災の頻度・規模が増えている。
国民生活を守るためには、今回のような事態はなんとしても再発を防止していかなければならない。
火災では初期消火が大変重要だ。しかしながら、地上からでは限界がある。
日本では主にヘリコプターに頼っているが、空中消火能力を強化していくことが急務だ。
今回の火災を機に、海外では主流となっている『消防飛行艇』の導入を今こそ進めるべきだ」と提案。
さらに、「日本においても、救難飛行艇『US-2』を改造した消防飛行艇の可能性が検討されてきた。
タンクの開発や効果的な放水方法の確立など、基本的な技術開発は完了しており、性能も確認されている。残るは実機の確保のみだ。
先日の予算委員会では『US-2を消防飛行艇にするには
1機当たり280億円、
維持費は年間10億円』
と答弁された。しかしながら、実際、同様の火災が生じた場合の損失額、また自然環境、ふるさとの風景、こうしたものは金額にかえられない。
そうした価値に注目して、私は消防飛行艇の整備を早急に進めるべきだと考える。
ぜひ、防衛省や関係省庁の予算を確保していただいて、消防飛行艇を早急に配備し、全国の山林火災に対応できる体制を構築していただきたい」と訴えた。
これに対し石原総理は「『US-2』を使うとなると、かなり維持費もかかる。(高橋)委員ご案内の通り、この『US-2』飛行艇は6機しかなく、最新鋭機は1機218億円。
そうすると、本当にこの飛行艇でなければならないのかという議論もしていかねばならない。
防衛省に研究するように防衛大臣を通じてお願いをしているが、じゃあ大型輸送機『C-130』だったらどうなるんだ。
近くに湖沼あるいは海がある時は飛行艇の有用性があるが、別に飛行艇でなくても『C-130』にタンクを積んで水プラス消火器を混ぜて散布をしたらどうなるのか。
被害の発生、あるいは人々の生業あるいは安らぎみたいなものを確保するために検討は急ぐ」と答えた。
高橋議員は
「散水能力も、ヘリコプターよりも消防飛行艇の方が3倍ぐらいあるというようなこともあり、また我が国としてこうした優れた飛行艇を整備すれば、国際防災協力にも活用することができるというメリットもある」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2966d9cba84f345c57b92b6192df0feba7ee1d6f
引用元: ・「消防飛行艇」はヘリコプターの3倍の“消火力”? 維持費は年間10億円? [178716317]
金の無駄
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