林官房長官 沖縄 玉城知事と会談“米軍施設 返還計画 着実に”

2025年3月16日 20時12分

林官房長官は沖縄県を訪れて玉城知事と会談し、日米合意に基づいて嘉手納基地より南にあるアメリカ軍施設の返還計画を着実に実行していくなど、引き続き基地負担の軽減に取り組んでいく考えを示しました。

林官房長官は16日沖縄県を訪れ、宜野湾市でアメリカ軍の住宅地区の跡地に病院や研究施設などを整備した「沖縄健康医療拠点」の開所式に出席しました。

このあと林官房長官は玉城知事と会談し「今もなお大きな基地負担を引き受けていただいている。目に見える形で一つ一つ負担軽減を実現していきたい」と述べました。

そのうえで日米合意に基づいて嘉手納基地より南にあるアメリカ軍施設の返還計画を着実に実行していく考えを伝えました。

これに対し玉城知事は「戦後80年となるが沖縄の過重な基地負担が続いている。さまざまな案件に対して率直にお願いすることはお願いし、協力することは協力したい」と応じました。

このあと林官房長官は記者団に対し「引き続き沖縄の基地負担軽減を実現できるよう全力を尽くすとともに、アメリカ軍普天間基地の一日も早い全面返還を実現できるよう全力で取り組んでいく」と述べました。