立憲・辻元清美氏　選択的夫婦別姓案の独自案を自民推進派に手渡す「ぜひ検討いただきたい」

2025年4月15日 20:45　東スポWEB

　立憲民主党の「選択的夫婦別姓実現本部」（辻元清美本部長）は１５日、国会内で選択的夫婦別姓をめぐり、自民党選択的夫婦別姓議員連盟に党の独自案を手渡した。

　今月８日に決まった立憲案は、夫婦は結婚後に使う姓について結婚前の姓を含めて選択できることなどを盛り込んだ１９９６年（平成８年）に法制審議会（法相の諮問機関）が答申した民法改正案要綱を踏襲した。

　また、兄弟姉妹で姓が異なることへの心配を配慮して、別姓を選ぶ夫婦は婚姻時に子の姓を決められるともした。

　辻元氏は自民党同議連に「日頃から自民党の中で選択的夫婦別姓推進議連ということで、（自民党に）この要綱案のご説明をさせていただいて、次世代のためにも、ともに頑張っていければ良いなと思います」と連携を訴えた。

　その上で「一緒に実現に向けて、ぜひ党内でも活発な議論や動きを作ってほしいです」と強く要請した。

　これに自民党同議連の土屋品子会長代行は立憲案を高く評価した上で「１人でも困っている人がいたら、私たち政治家はやはり、しっかりそれを受け止めて法改正をしなきゃいけないっていうのが私の考えで、ずっと頑張ってまいりました。これが実現できるように、議連としても努力していく」と応じた。

　会談終了後、自民党の井出庸生事務局長は報道陣の取材に対し「より多くの合意を得られる考えをまとめたことに敬意を表したい」と述べた。（略）

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