【河野太郎議員】「国民年金より生活保護費のほうが高いなんておかしい! 医療費はタダ、家賃補助も出る、月1万7510円の国民年金保険料は納めず、将来は生活保護をもらえばいいという人が出てきてもおかしくない」
聞き手・青山和弘/政治ジャーナリスト。’68年、千葉県生まれ。’92年、日本テレビ放送網に入社し、’94年から政治部。野党キャップ、自民党キャップを経て、ワシントン支局長や国会官邸キャップを歴任。’21年フリーに
―河野さんは後半国会で論点となる、年金制度改革についても苦言を呈していますね。
「今の年金制度の微調整はもはや限界で、立ち止まって抜本的に改革すべきです。’04年に『100年安心』と言って制度改革をしましたが、年金制度は守れたとしても、年金生活は守れません」
―法案に盛り込まれる、厚生年金の積立金240兆円を国民年金に回すというのは、納得できませんね。
「まず、年金制度は複雑で理解できない。理解できないから、納得できず、納得できないから信頼されないんです。これまで一生懸命、厚生年金の保険料を払ってきたのに、ある時、『この積立金にはあなたの名前がついているわけじゃないからあっちの人に渡す』と言われたら、ふざけるなと思いますよね。
現行制度で問題なのは、月6万8000円で満額の国民年金より、多くの地域で生活保護費のほうが高いことです。さらに生活保護を受けていれば医療費はタダだし、家賃補助も出る。これだと『月1万7510円の年金保険料は納めず、将来は生活保護をもらえばいい』という人が出てきてもおかしくない。
私は高齢者の生活保護と基礎年金、最低保証年金は統合してしまって税金で賄えばいいと思うんです。
また現在、国民年金だけに加入している人の半分程度は、保険料を満額払っていないんです。この人たちは今の制度では年金を満額もらえず、最低限の生活を保障できない。国民に最低限の生活を保障する最低保障年金のところは、保険料ではなくて税金で賄うべきというのが私の考えです。未納になってしまう可能性がある保険料ではなく、税を財源にするからこそ、必要とする人に最低保障年金を必ず給付することができるようになります」
「また、会社員や公務員と結婚している専業主婦は第3号被保険者として、保険料を払うことなく、満額の年金がもらえる。それを一生懸命働いているシングルマザーの保険料で賄っているという現象も起こっています。私はこのような年金制度は抜本的に改革せざるを得ないと思います。仮に今回の年金法案を成立させても内容が複雑で、国会議員でも説明できる人は極めて限られます。説明できないものは理解させられないし、理解できないから信頼なんかできない。でもなぜか保険料だけ取られるから、もうやめてくれという状態になってしまいます」
河野太郎 /’63年、神奈川県生まれ。父は元自民党総裁の河野洋平氏。富士ゼロックス、日本端子社員を経て’96年、神奈川15区から初当選。外務大臣、防衛大臣、デジタル大臣などを歴任した
https://news.yahoo.co.jp/articles/c39f16c48f5551bd162d0199a1085ab0d57005eb?page=1
いやもうそう思ってるヤツ多いだろ
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