橋下徹氏　自民＆維新が急接近で立民、国民民主へ忠告「永田町だけで動くという認識ならば誤解」

元大阪府知事で大阪市長も務めた弁護士の橋下徹氏（56）が16日、日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜後1・55）にコメンテーターとして生出演し、自民党と日本維新の会が連立へ大きく前進したことを受け、野党各党へ忠告を送った。

維新は15日、吉村洋文代表、藤田文武行動代表が自民・高市早苗総裁と会談。経済財政政策、社会保障政策、副首都構想などの協力条件を提示した。

吉村氏は会談後、首相指名選挙で高市氏の名前を書くか問われ、「政策協議がきちんと合意がまとまれば、そういうことになる」と述べた。

中でも重要なのが、維新の肝いり政策でもある副首都構想だという。「高市さんサイドが、次の通常国会で出すと言い切ってくれたので、高市さんに傾いてきたと思う」と述べた。

維新は16日、自民と両党の政調会長を交えた会談を実施。協力条件として12項目を提示する。これは小泉進次郎農相が、距離感の近い吉村氏らとともに時間をかけて協議してきたものだという。

橋下氏は「高市さんが総裁になられた。でも高市さんが小泉陣営と維新が協議してきたことにほぼほぼ賛成で、さらに一歩踏み込んで、副首都法案について通常国会に出すとおっしゃったので、吉村さんは協議で向かっていこうと決断されたと思う」と説明した。

こうした裏事情を踏まえ、立憲や国民に「永田町の国会議員だけの会談だけで物事が動くという認識があったのであれば、ちょっとそれは誤解。今後、関係を変えていくとしても、もっと吉村さん、大阪の政治側とコミュニケーションを取らないといけない」と指摘した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/20efae06d450c44301e4d1a1330296b4a4b84cd3