自民と維新、連立への政策協議「大きく前進」　野党協議からは離脱

　維新は政策協議で合意に至れば、21日に召集される臨時国会の首相指名選挙で高市氏に投票する方針。その場合、高市氏が首相に選出され、自民と維新の連立政権が発足する見通しだ。

　高市、藤田両氏による政策協議は16日に続けて2日目で、両党の幹事長と政調会長も同席した。維新側は、連立の「絶対条件」に掲げる「副首都構想」や社会保険料引き下げ、国会議員定数の1割削減などの実現を求めた。

　自民は17日の総務会で、対応を総裁と幹事長に一任することを決定。維新は19日に大阪市内で役員会を開き、最終的に協議する。

　藤田氏はまた、首相指名選挙の対応をめぐる立憲民主、維新、国民民主3党の協議について、立憲と国民民主に「一区切りさせていただきたい」と伝えたことを明かした。維新が協議から抜けることにより、野党候補の一本化は困難になった。

　自民と維新が連立を組んだ場合、衆院会派は計231議席で過半数まであと2議席、参院は計120議席で過半数まであと5議席となる。
朝日新聞社

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